Search This Blog

Wednesday

ドイツの黒く深い森色をしたグラスベース/Vintage Glass Vase from Hallstatt

美しいフォルムのヴィンテージ・グラスベース。











世界遺産の街、アルプス湖畔のハルシュタット。

その美しい街にある、小さなアンティーク・ショップからこの花瓶はやってきました。



ハルシュタットはオーストリアの街ですが、この花瓶はドイツのもの。



秀逸なのは、この微妙な色合い。



グリーンとも、グレーともつかないニュアンスのあるシックな色味は、
ドイツの黒く深い森から生まれたような陰りのある清涼感に満ちています。




飾るものがたとえ葉もの1本でも、ぴたりと決まるのは、花瓶自体の完成度が高いから。



花瓶としてはまさに王道をいくフォルムで、どんな花でも葉でも、美しくみせてくれます。



どこにでもありそうで、どこにもない。




そんなひと品が、今ここにあります。





◆Germany
◆推定製造年代:c.1950年頃
◆素材:ガラス
◆サイズ:直径約5.5 高さ18cm
◆在庫:1点のみ


アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
下のバナーからご来店いただけます。


Reminiscence
Antiques&Collectable


by d+A

Tuesday

儚げなグラスが纏うヴィクトリアンの残り香 / Victorian Glass Tastevin

珍しくも美しい、ヴィクトリア時代のグラス製タストヴァン。











Tastevin/タストヴァンとは、ワインの試飲に用いる、平らで持ち手がついたカップのこと。

フランスが発祥と言われ、一般的にはシルバーでできており、
これは過去には毒味の意味もあったからとか。

また、浅く、平らな形はワイン蔵でワインの色を見る時のためのもの。
ワイン蔵には窓がなく、キャンドルやランプの灯りで見るために、
より見やすいように考えられた形であるといわれています。

現代では、持ち手にリボンや紐をつけ、ソムリエなどワインをサーヴする人が
首から掛けたりすることもあります。

多くのタストヴァンはシルバーを中心とした金属製ですが、
まれにガラス製のものもあり、
これはよりよくワインの色や透明度を判別するために使われていたようです。


今回ご紹介するのは、イングランド北部の街で手に入れた、ガラス製のタストヴァン。

美しい金彩が施され、機能面のみならず芸術的な完成度も考えられた、優雅なお品物です。

どのようなお屋敷のワイン蔵で使われていたのでしょうか。
可憐なフラワーモチーフと、三角形の組み合わせはどこか象徴的。
また、底の凸面部分はタストヴァンならではの形状といえるでしょう。


儚げな透明ガラスと美しいフォルムは、そこに在るだけでヴィクトリアンの残り香が漂ってくるよう。
とても珍しく、それでいて優美な英国アンティークの佳品です。





◆England
◆推定製造年代:c.1890年代
◆素材:ガラス
◆サイズ:直径約8.4cm(持手除く 持手部分は約2.3cm出っ張ります)
高さ約2.8cm(持手除く 持手部分は約1.3cm出っ張ります)
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】

*古いお品物のため、目立たないながらも小傷が、
金彩には多少の剥がれがみられます。

*ガラスの欠け、ヒビなどはございません。

*画像の備品は付属しません。

*古いガラスのため、取り扱いには十分ご注意ください。

*推定年代からすればとてもよいコンディションだと思います。
ご了承の上お求めください。



お品物の購入はショップにてどうぞ。
下のバナーからご来店いただけます。



Reminiscence 
Antiques & Collectable
by d+A

http://reminiscence.blue

まろやかなガラスに包まれた小さな世界 / Vintage Denmark Photo Frame with Convex Glass

コンベックスグラスが使われた、ヴィンテージの小さなフォトフレーム。








Convex Glass/コンベックスグラスとは凸面ガラスのこと。
二次曲面ではなく三次曲面となっており、立体的な型で製作されるため、
手間と技術が必要とされてきました。
キャビネットやブックケース等の家具のなかでも高級品にしばしば使われ、
独特の光の反射が好まれてきた、ちょっと特別なガラスです。

この小さなフォトフレームは1950-1960年頃のデンマーク製。
英国のアンティーク市場では、この頃のデンマーク製のフォトフレームは時々みかけますが、
微妙に大きさやデザインが異なるものの、多くがコンベックスグラスが使用されています。

沢山のフォトフレームが北の国から運ばれ、
さぞ多くの英国家庭で写真を飾るために使われてきたのでしょう。
ちょっとしたトレンド・アイテムだったのかもしれません。

デザインは四方に小さなフラワーモチーフが配され、
内側のラインも細かな彫がはいった、凝ったもの。

そして、お約束のコンベックス・グラスがお部屋の灯りをまろやかに反射します。

デジタル機器に画像はあふれているけれど、
そのなかのとっておきの「写真」をそばに置いておく贅沢。


そんな贅沢がしてみたくなるような、小さなヴィンテージ・アイテムです。




◆Denmark
◆推定製造年代:c.1950-1960年頃
◆素材:真鍮・ガラス・紙等
◆サイズ(外寸):幅約9.3 高さ約6.3 奥行約0.6~1cm程度
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】

*古いお品物ですので、小傷や汚れ、裏紙には剥がれなどがみられます。
詳細は画像にてご確認ください。

*背板を押さえる真鍮のツメは、何度も折り曲げると痛む可能性がございます。
頻繁に中の物を入れ替えることはおすすめできません。

*全体としては通常のご使用に十分耐える、よいコンディションだと思います。
ご了承の上、お求めください。

*画像の小物は付属しません。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。


Reminiscence
Antiques & Collectable
by d+A